大阪府高槻市春日町の在宅支援診療所 藤村医院。リウマチ専門登録医。
当院の治療法
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リウマチの活動性を臨床症状、血液検査、エコーでみながら、その方に合った治療法を用いて、関節破壊がこないように治療を進めていきます。
免疫異常がリウマチの主たる病態ですので、治療は免疫を抑えるお薬を使うことになります。
1~4を達成し症状の進行が止まって安定した状態を「寛解」と言いますが、その「寛解」状態を維持するのが目標になります。
関節リウマチの治療目標は「寛解」です。
生物学的製剤(バイオ製剤)の登場で
リウマチは治る(寛解する)病気になってきました。
とにかくリウマチと診断されたら、早く適切な薬物治療を始めなければなりません。
消炎鎮痛剤、メソトレキセート、生物学的製剤などを組み合わせて治療を進めていきます。その人に合った最善の治療薬の種類を早く見つけ的確な量を用いることによってリウマチを抑えていきます。関節が破壊される前に的確な治療を早期に始めれば寛解に導くことも可能になってきました。
*生物学的製剤(バイオ製剤)を使用する目安は、抗リウマチ薬を3ヵ月以上使ってもコントロール不良の場合となります。
分類 | 製品名 | 作用 | 投与方法 | 投与間隔 |
---|---|---|---|---|
TNF-α 阻害薬 |
レミケード |
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点滴静注 | 0週、2週、6週に投与し、その後4~8週毎の投与 |
ヒュミラ | 皮下注射(自己注射可) | 2週に1回 | ||
シンポニー | 皮下注射(自己注射可) | 4週に1回 | ||
シムジア | 皮下注射(自己注射可) | 0週、2週、4週に投与し、その後2週毎の投与 | ||
エンブレル |
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皮下注射(自己注射可) | 週に1~2回 | |
IL-6 阻害薬 |
アクテムラ | IL-6の受容体と結合し、その働きを抑える | 点滴静注 | 点滴:4週に1回 |
皮下注射(自己注射可) | 皮下注射:2週に1回 | |||
ケブザラ | 皮下注射(自己注射可) | 2週に1回 | ||
細胞標的薬 | オレンシア | T細胞の活性化を抑え、TNF-αやIL-6の産生を抑える | 点滴静注 | 0週、2週、4週に投与し、その後4週毎の投与 |
皮下注射(自己注射可) | 初回のみ点滴投与 その後、毎週投与 |
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JAK 阻害薬 |
オルミエント | 細胞内シグナル伝達を阻害し、炎症性サイトカイン産生を抑える | 経口 | 1日1~2回 |
ゼルヤンツ | 経口 | 1日1回 | ||
スマイラフ | 経口 | 1日1回 | ||
リンヴォック | 経口 | 1日1回 | ||
ジセレカ | 経口 | 1日1回 |
分類 | 製品名 | 作用 | 投与方法 | 投与間隔 |
---|---|---|---|---|
TNF-α 阻害薬 |
インフリ キシマブBS (先行品: レミケード) |
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点滴静注 | 0週、2週、6週に投与し、その後4~8週毎の投与 |
アダリムマブBS (先行品: ヒュミラ) |
皮下注射(自己注射可) | 2週に1回 | ||
エタネル セプトBS (先行品: エンブレル) |
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皮下注射(自己注射可) | 週に1~2回 |
バイオシミラーとは、既に国内で発売されている生物学的製剤(先行バイオ薬品)とは異なる医薬品メーカーで開発された同等の医薬品のことで、別名「バイオ後続品」や「後発バイオ医薬品」と呼ばれています。
バイオシミラーは、先行バイオ薬品と有効成分の構造は全く同じではありませんが、臨床試験・品質試験等で先行バイオ薬品と同等の効果と安全性が証明されています。
バイオシミラーは先行バイオ薬品と同様の技術を用い、厳密な品質管理の中で製造されています。そのため、一般的な医薬品に比べて高額ですが、先行バイオ医薬品に比べてバイオシミラーの方が安価なため、医療費の負担軽減に繋がります。